TBSのドラマ『彗星物語』を見ました。
途中から見ました。
『ガリレオ』を見たあとに。
彗星物語が今日、ドラマでやることは知っていましたが、どうも見る気になれなかったのです。
僕は原作の『彗星物語』を以前、読んだことがあります。
その時の感動を、安っぽいドラマで台無しにされるのではないかと、懸念したからです。
でも結局、気になって仕方なかったので、ガリレオを見たあとチャンネルを変えて見てしまいました。
日本の大家族と、ハンガリーからの留学生ボラージュとの交流を描いた物語です。
派手な展開もなく、サスペンスチックでもなく、大どんでん返しもない、何気ない日常のお話です。
それでも僕は原作を読んだ時、その物語にぐいぐいと引き込まれました。
終わって欲しくない。読み終えたくない。
本に挟む、しおりが後半になるにしたがって、読み進めるのが惜しくなるようなお話でした。
異国の地から、通訳になるためにやってきたボラージュ。
ひた向きに、真っ直ぐに学ぶボラージュの言葉が、いちいち胸に突き刺さるのです。
そしてボラージュの存在がもたらす、些細な家族への波紋に、僕も一緒になって心揺らされるのです。
いつの間にか自分も、大家族の一員になったかのように、本を開いている間は、皆と同じ時間を過ごしていました。
何でもない話の中に、きっと、その奥底深くにある本質をしっかり捉えた作品だから、こんなにも引き込まれるのでしょう。
僕はまだ、その本質が見えていません。
感じとり、いずれカタチを捉える日が来るよう、自分を磨いていかなければと思います。
そうすれば僕も、なんとかなるかもしれません。
いや、なんとかなるでしょう。
たぶん。
いつか、彗星のごとく。
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